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自宅でお花見! 小さな気づきを積み重ねてヘルスケア

なるほど!

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4月も下旬を迎え、大阪ではもう桜が散る頃ですね。
北の方であれば、これからが見頃でしょうか。

新年度に入り、慌ただしく過ごすうちに、気づけば桜の季節が終わっていた……なんてことも多々ありますよね。
でも、まだ大丈夫。見頃を少し過ぎた後でも、自宅で好きな時に桜を楽しめる方法があります。

新生活で頑張りたいことがある方も、なかなか休めない方も、少し一息つけるように、参考にしてみてください。
十分に休息をとり体調を整えることは、私たち一人ひとりが「サステナブル」に暮らし続けるための第一歩です。

何気なく試したことが、嬉しい結果に

筆者は4月初旬に、近所の公園でお花見を楽しみました。
その時にふと思い出したのが、自宅で(はな)手水(ちょうず)のように花を飾る方法です。
浅い容器に水を張り、花を浮かべるというものをどこかで見たことがあったので、試してみることにしました。

公園をぐるりと歩きながら、花が丸ごと落ちているものを一つひとつ集める時間。
普段の生活では、身近に小さな子どもがいない限り、このようにしゃがみこんで自然のものを集めることはあまりないかもしれません。できるだけ綺麗なものを一生懸命探したので、没入感を得ることができました。

筆者が訪れた公園は清掃が行き届いていたので、ゴミを気にせず快適に花びら収集に専念。
公園をただ歩くだけではなく、しゃがんで地面にふれる時間を設けたからこそ、魅力的で住みやすい街づくりについて考えられたと思います。

ちなみに、桜の花が丸ごと落ちているのは、スズメやヒヨドリなどの小鳥が花をちぎり根元から蜜を吸っているからだとか。
小鳥が落としたかもしれないものを拾い集めていると想像すると、心が癒されます。

花びらを持って帰宅し、さっそく飾ってみることに。 良いサイズの入れ物がなかったため、空のペットボトルの底を薄く切り取り、少し水を入れ、花びらを浮かべることにしました。

なかなか良い感じです。
しばらくテーブルの上に飾っておくことにしました。

その後、忙しさにかまけて、水を替えることなく放置してしまいました。
数日後、ふと目をやると、水が蒸発し、花びらはこのように変化していました。

繊細な雰囲気だった桜が鮮やかな色に。
紙に水性ペンで色を塗り、水で伸ばし、花びらのような見た目のおもちゃを作ったことがある方はわかるかもしれませんが、それに似ていますよね。
本物の花びらに、インクがじわりと広がるような風合いが表れたことが、興味深く感じました。

ドライフラワーで変化を楽しむ

後で調べてみたところ、筆者がやっていたことは、ドライフラワーの作り方の一種である「ドライインウォーター法」に近いことがわかりました。
少量の水に花を挿し、風通しの良い場所で少しずつ水を蒸発させるという手順です。
茎や枝がある花であれば、比較的型崩れせずに水が抜けていくようです。

桜が散った後も自宅で観賞することができ、さらに時間の経過による色味の変化も楽しめる。
新たな形のお花見、ぜひ試してみてください。

公園でのんびり過ごすのは難しい方も、少し散歩する時間をつくって花を拾い集めてみてはいかがでしょうか?
帰り道に桜がある場合は、ゆっくり歩き、落ちている花に意識を向けてみるのもいいですね。
忙しいときこそ、「リラックスするためのきっかけ」を自分で生み出し、心身の健康管理を心掛けるようにしましょう。

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