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キャンプを楽しみ、防災を考える〜フェーズフリーで気軽に実践〜

なるほど!

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最近、友人からキャンプに誘ってもらう機会が増え、自然の中で過ごす時間にはまっています。とはいっても、キャンプ慣れしている友人に任せっきりで、筆者は食べたり飲んだりしてだらだらと過ごしているだけですが……。
キャンプ用品も友人からいろいろ借りています。おしゃれなデザインでキャンプを盛り上げてくれるだけではなく、機能的で簡単に使えるキャンプ用品。防災グッズとして注目されることもありますよね。
今回は、特に防災の視点から、筆者が買いたいと考えているキャンプ用品をご紹介します。

1. キャンプ用の食器でプチ訓練

友人は、キャンプで使うお皿やカトラリー、調理器具をたくさん持っています。これらはすべて割れない素材でできていて、繰り返し使えるタイプ。ビニール袋やラップも持参し、水が限られているときや、洗うのが面倒なときは、お皿に巻きつけて汚さないように使うこともあります。
これは災害時にも役立つアイデアですよね。このようなアイデアをキャンプで実践してみることが、防災のための「プチ訓練」になるでしょう。

アヒージョ。フライパンやガスコンロ、
手前にある取っ手付きの器が友人の私物。

2.寝袋だけではなく、マットも必需品

寝るときは寝袋だけあればいいと思っていましたが、寝袋の下に敷くマットを借りたとき、寝心地が格段に上がったのが衝撃的でした。また、寒い時期のキャンプでは、マットの上に座るようにすれば、地面からの冷気が遮断されて快適に過ごせます。
体力を回復・温存させるためにも、1人1つは持っておきたいアイテムだと実感。使わないときはコンパクトにたためるので、かさばる心配もありません。

3. 大容量ポータブル電源で安心感を

友人が持っていたポータブル電源では、スマートフォンの充電はもちろん、持ち運べる冷蔵庫と繋げて食材を管理することもできます。(持ち運べる冷蔵庫や、その冷蔵庫をまかなえる電源があることを、キャンプで初めて知りました)
大容量ポータブル電源は、持っていた方が良いのはわかっていますが、そこそこ高価なので、防災のためだけに買うとなると気が乗らないものです。でも、「これから何度もキャンプで遊ぶために買う」と考えると、買いやすくなる気がします。

4. すぐに持ち出せる準備を、日頃から

友人は、キャンプ用品を1〜2個の大きなケースにまとめて収納しています。キャンプのために、食器類や非常食などを常にケースに入れて保管しておけば、非常時にはそのまま持ち出すことができます。そのケースに入っているものを使ってキャンプをしていれば、足りない備品に気づけるので、非常時の備えを強化することもできるでしょう。

遊びながら備える「フェーズフリー」の精神

防災を進めるアプローチとして「フェーズフリー」というものがあります。これは、日常時・非常時を区別せず、普段から使っているものがそのまま、いざというときにも役立つように工夫するという考え方です。
キャンプと「フェーズフリー」の考え方は相性抜群。キャンプは、単なるレジャーとして楽しむだけではなく、もしもの時の「安心」を生み出すことにも繋がることを強く感じています。
普段の暮らしを豊かにしながら、いざという時にも役立つ。そんなアイテム選びを、筆者も少しずつ進めていきたいです。