先日は大寒波の中で選挙がありました。皆さんは投票に行かれたでしょうか。
どうしても固く考えてしまいがちですが、選挙についての意外なトピックを知ることで少しでも関心を深めてもらえればと思います。
たとえば、日本の選挙には「同点だったらくじ引きで決まる」というルールがあります。もし候補者2人の得票数が全く同じだった場合、実は公職選挙法に基づき、くじ引きで当選者が決まります。過去には、実際に市町村議選などでくじ引きが行われ、くじ運で明暗が分かれたケースも。大きな国政選挙では極めて稀ですが、ルールとして存在しています。 今回は、海外の意外な選挙制度についてピックアップしてみました。
「行かないと罰金!?」義務投票制の国々
オーストラリアやベルギー、ブラジルなどでは、投票は有権者の「義務」とされており、正当な理由なく棄権すると罰金が科せられる「義務投票制」が採用されています。 「罰金なんて厳しい!」と思うかもしれませんが、その結果、投票率は常に90%前後と極めて高い水準を維持しています。
インターネット投票の導入国も!
デジタル先進国のエストニアでは、世界で初めて全国規模のインターネット投票を導入しています。期日前投票の一手段に位置付けられており、制限のある中での取り組みですがIDカードとスマホがあれば、自宅や海外からでも投票可能です。これは単に便利なだけでなく、投票所への移動が困難な方や海外にお住まいの方も政治に参加できるため、画期的なシステムと言えます。
女性の政治参画を増やすクオータ制
アフリカのルワンダは、議会の女性議員比率が約6割と世界トップクラスです。これは、憲法や法律で一定数の議席を女性に割り当てる「クオータ制」を導入しているため。悲劇的な歴史を乗り越えるため、多様な視点を政治に取り入れることで社会を再建してきたルワンダ。「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」のアクション例として世界から注目されています。
文字が書けなくても選べるビー玉投票
西アフリカのガンビアでは、2021年まで非常にユニークな「ビー玉投票」が行われていました。 投票所に並ぶのは、候補者の写真が貼られたドラム缶。有権者はビー玉を一つ受け取り、自分が支持する候補者のドラム缶に投入します。中に入るとチリンとベルが鳴り、投票が終わったことを知らせる仕組みです。これは、識字率が必ずしも高くない地域で、すべての人が平等に一票を投じられるように工夫されたもの。「誰一人取り残さない」というSDGsの考えにも通じるものがあります。
私たちの一票が公正な社会をつくり出す
世界にはさまざまな「一票のカタチ」があります。いろんなテーマから選挙や政治に関心を少し持ちながら、私たちの投票結果がどのように政治に反映されたのか、注目してみてはいかがでしょうか。
<参考>
主な投票義務制採用国 文部科学省
https://www.mext.go.jp/content/20210305-mxt_kyoiku02-000013239_2.pdf
エストニア電子投票の衝撃 第一生命研究所
https://www.dlri.co.jp/report/ld/194773.html
問いプロジェクト 東京女子大学
https://www.twcu.ac.jp/pr/toi-project/toi/003/
ビー玉をドラム缶に落として投票へ、ガンビア大統領選 AFPBB News













