シリーズ第1回は、基本情報や数値データをもとにウクライナとロシアがどのような国なのかを見ていく。
#01 データでみる基本情報
国旗
「独立ウクライナの旗」と呼ばれ、ソ連邦時代からウクライナ独立のシンボルとして使われた。
青は空を、黄は大地を染める小麦と農業を表している。
人口
4,159万人(クリミアを除く)(2021年:ウクライナ国家統計局)
【参考】日本:1億2,484万人(2022年7月1日現在)
民族
ウクライナ人(77.8%)、ロシア人(17.3%)、ベラルーシ人(0.6%)、モルドバ人、クリミア・タタール人、ユダヤ人等(2001年国勢調査)
面積
60万3,700㎢(日本の約1.6倍)
【参考】日本:約37万8,000㎢
「ヨーロッパの穀倉」といわれるウクライナ
国土の約7割を農用地が占める。西の国境付近を除き緩やかな丘陵地で、チェルノーゼムと呼ばれる肥沃な黒土が広がる。気候は温暖。主要農産物は、小麦、とうもろこし、ばれいしょ、ひまわりの種、てん菜等。
首都
キーウ
言語
ウクライナ語(国家語)、その他ロシア語等
通貨
フリヴニャ(UAH : hryvnia)
政体
共和制
元首
ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(2019年5月~)
経済規模
国民総生産(GDP)…1,555億ドル(2020年:世銀)
一人当たりGDP…3,726ドル(2020年:世銀)
主要産業(産業別構造比)
「東欧のシリコンバレー」、IT 大国でもあるウクライナ
旧ソ連時代のウクライナでは、核開発や原子力発電、航空宇宙分野の研究が積極的に進められており、もとより理系教育が進んでいたため優秀なIT人材が多い。
エンジニアリングの学位取得者数の比較
ICT分野の卒業生数(2020年)
26,246人(人口10万人当たり63人)
・中・東欧諸国におけるICT分野の卒業生数はウクライナが最も多い。
・人口10万人当たりのIT分野の卒業生も最多。
ICT輸出額
ウクライナのコンピューターサービスの輸出額の推移
参考・引用元
- 外務省
- 農林水産省
- 総務省
- 東京都立図書館
- 日本貿易振興機構(JETRO)
ロシア・ウクライナ基礎情報
知られざるウクライナIT産業のポテンシャル
シリーズ第1回は、基本情報や数値データをもとにウクライナとロシアがどのような国なのかを見ていく。
#01 データでみる基本情報
国旗
「スラブ3原色」と呼ばれる白・青・赤の3色旗である。白は高貴と率直を、青は名誉と純潔性を、赤は愛と勇気を表す。また、白がベラルーシ人、青がウクライナ人、赤がロシア人を表すともいわれる。
人口
1億4,680万人(2017年1月)
(出典:ロシア国家統計庁)
面積
約1,710万平方キロメートル(日本の45倍、米国の2倍近く)(出典:ロシア国家統計庁)
首都
モスクワ
公用語
ロシア語
通貨
ロシアルーブル(RUB)
政体
共和制、連邦制(共和国や州等83の構成主体からなる連邦国家)
元首
大統領:ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン(2012年5月就任)
主要産業
鉱業(石油、天然ガス、石炭、金、ダイヤモンド等)、鉄鋼業、機械工業、化学工業、繊維工業