連休の多い9月。東京や大阪に住む友人たちとともに、長野県茅野市に旅行に出かけました。茅野市は、北アルプスの美しい山々に囲まれており、周辺には蓼科湖や白樺湖といった優雅な湖も数多くあります。
澄んだ空気と美しい景色が広がり、四季折々の自然を楽しめる、避暑にはもってこいのこの町。仕事を忘れてゆっくり過ごそうと思っていたのですが、お店に入るとSDGsのマークを見かけました。もしやと思い、茅野市やその周辺の町について調べてみると、いろいろ取り組んでいるみたいです。
自然豊かな町、茅野市ならではのSDGsをお届けします。
1. 登山愛好家も環境の整備に一役買います!八ヶ岳の登山道整備
茅野市の東に位置する八ヶ岳。標高2,899メートルの主峰、赤岳をはじめ、いくつかの山々が連なるこのエリアは、美しい自然が生き生きとしています。すそ野を走る【メルヘン街道】をドライブすると、野生のシカがひょっこり顔を出すことも。緑に囲まれた美しい景色はハイカーや登山者に大人気です。初心者から上級者向けまでさまざまなトレッキングコースが整備され、幅広い人々に愛されています。
そんな八ヶ岳の自然をこれからも守っていきたい。そんな思いがこもった取り組みが行われています。茅野市は八ヶ岳登山道の整備事業を行ったり、お隣の富士見町、原村とともに「八ヶ岳西麓の豊かな自然環境と共生する未来に向けた共同宣言」を発表したりしています。その他にも、八ヶ岳観光圏(山梨県北杜市、長野県富士見町、長野県原村)では、八ヶ岳の登山道の整備を体験プログラムとして提供。自分たちの手が加わった登山道を通じて、住民だけでなく八ヶ岳を訪れた様々な人が愛着をもてるように取り組まれています。行政や民間企業、そして一般の人々までが手を取り合って持続的な自然の活用を目指しています。
2.自然とともに生きる「ちの」の暮らしが旅行プランに!
茅野市では「(一社)ちの観光まちづくり推進機構」と連携して他にないこの地ならではの魅力を活かした旅行プランを提供。他の都道府県や海外の人が「行ってみたい・住んでみたい」と思える地域づくりを進めています。
観光サイト「ちの旅」をご覧ください。五感が刺激される茅野の四季を感じられるプランや、自然と寄り添いながら生きてきた茅野の人々の営みを体験できるプランなど、茅野を深く知りより愛せるための工夫が施されています。訪れる人と暮らす人をつなぐことで、受け継がれてきた豊かな自然や人の営みがこれからも続いていくに違いありません。
今回私は学生時代の友人たちと楽しい時間を過ごしましたが、今度は地域の人々や暮らしと触れ合える旅にしようと決意するのでした。
今回は茅野市やその周辺地域のSDGsに関する取り組みを紹介しました。
これからも、旅行先や出かけた場所で見つけたSDGsの取り組みを発信します。こうご期待!